いわゆる1980年代のバブル崩壊以降、大手企業の事業再編やベンチャー企業の台頭など、日本経済も日本社会も大きく変化してきましたが、いつの時代も企業に求められてきたのは『信頼』という名のブランドでした。お客さまのニーズをいかに把握し、実現できるか。そのひとつひとつの積み重ねが『信頼』を獲得するためのポイントになりますが、その第一歩である「お客様の声を聞く」ための最も有効な手段のひとつとして発展してきた形態が、われわれが行っているコールセンター/コンタクトセンターという事業になります。
わたしたち、WELLCOMは、発展するコールセンター/コンタクトセンター業界の中でも、まだまだ「新興」の部類に属すると思いますが既存の事業者とは一線を画すことで、お客様に受け入れて頂けるように日々努力しています。業界出身者ではないわたしたちだからこそ、お客様と同じ視線に立って、これまでの価値観に捉われない組織作りと企業運営ができるのではないか。可能な限り、すべてのお客さまとほんとうの意味での「WIN-WIN」の関係を構築し、お互いが成功の喜びを分かち合えるサスティナブルな発展を実現したいと考えています。
こうしたビジョンを実現するために、わたしたちが最も重視しているのが、共に働くスタッフ、つまり『ヒト』をどのように成長させていくかということです。例えば、無反応だった若者が2時間後には明るく挨拶をできるようになる。このようなマジックの仕掛けは、WELLCOMが独自で地道に作り上げた研修体系の中にあります。スタッフとの初めての出会いから、それぞれが自分の道を見つけて巣立っていく、あるいは、さらに組織の中で成長していく。『ヒト』をしばりつけるのではなく、さまざまな道の中から自ら選択し、進んでいくことを応援してあげる仕組み。これこそが、WELLCOMの特徴であり、目指す道といえます。
また、わたしたちは、個々の『ヒト』だけでなく、社会の要請に対する貢献も積極的に取り組んで行きたいと考えています。ブロードバンドによるIPネットワークの発展は、時間的制約、物理的成約から人間を解き放とうとしています。 離島におけるコールセンターの開設やSOHO型コールセンターネットワークの構築など、いろんな理由で地域や場所を離れられない人を支える仕組みを『コールセンター』というツールを通じて提供していければと考えています。
社名の「ウェルコム(現WELLCOM)」という名は社内で公募し、社員投票によって決定したものです。 “Welcome to e-Communication”の意味で、お客様との関係、クライアント企業との関係、スタッフ同士の関係、全てにおいて、「よりよい関係を築いていこう」というメッセージが込められています。コミュニケーションを円滑に進めるための裏方ツールとして、『プロフェッショナルなサービス』を提供していく。これこそが、私たちの生きる道であり、WELLCOMはそれが可能な集団であると確信しています。